2010年7月6日火曜日

自分のスタイル

ひさしぶりの更新です。

報道ステーションで宮里藍選手の特集をやっていました。
今シーズン米ツアーで快勝を続け、一時は世界ランク1位になった彼女ですが、それまでの4年間は引退を考えるほどの挫折の日々だったそうです。

ティーショットの飛距離のでないことを欠点と考え、その克服に肉体改造など様々な努力をしたそうですが、現在では飛距離を伸ばすことは考えていないし、努力もしていないそうです。

”ショットの正確さが自分の持ち味”であることに気づき、2打目を打ち終えた時には飛ばし屋のライバルよりもピンのそばに着けていることが、今年の快進撃の理由になっています。

他人と比べて、自分に足りないところを克服することも大切ですが、自分の持ち味を理解して更に磨きをかけていくことの方が、平凡より個性が求められる今の時代には必要なことだと思いますし、自分を大切にすることにもなると思います。
本物の"自信"というのは、こういうことなのでしょうね。

私も最近は、以前に比べて随分と他人が気にならなくなりました。
おかげで、安定した生活を過ごせています。

会社という組織に属していると様々な"常識"というありかたに振り回されがちです。
「こうするべきだ」とか「XXが出来なければならない」ということを他人から指摘されたり、自分で思ったり責めてみたり。
ですが、この手の"常識"は理想化された一般論のようなもので、決して自分のスタイルに合っているとは限りませんね。
他人の真似をしていても所詮その他人を超えることは出来ないですし。

短期的には今の仕事を無事に終えることかも知れませんが、長期的には人生を満足して終えることだと考えると、目の前の"常識"に振り回されるよりも、自分のスタイルを見つけて磨きをかけていくことを、もっと大切にしていくべきですね。

5 件のコメント:

  1. 森八様

    お久しぶりです。
    気にしていましたが、お元気なご様子。もうすっかり克服されたような気さえいたします。
    良かったですね。

    逆に私は堕ち気味です。
    少し前から低空飛行になっていたのですが、もう地面の石ころが見えるあたりまで来ているようです。
    元気な演技も限界に近付き、再度休職を打診されています。

    森八様は良い復職をされましたね。
    本当に羨ましいです。

    これからも無理なさらず・・・森八様ならきっと大丈夫。
    大丈夫ですよ。

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  2. 匿名さん

    ご無沙汰しております。

    察するに、匿名さんは気配りができてとても優秀な方ではないでしょうか。

    優秀なので客観的には人並みに仕事が出来ていても満足できず、暇になると「何か仕事をしなくては」と焦ったり、サボっているとか仕事が遅いと思われているのではないかと想像したり。
    もっと結果を出さないと認めて貰えないのではないかと、追い立てられたり。

    休職前の私はそんな感じで自滅していきました。
    自分を責めて自滅した感じです。

    復職直後もやはり、同じように自分を責める気持ちが何度も出てきましたが、出来るだけ早めにその兆候に気づいて気分を切り替えるように心掛けました。
    「誰にだって調子の悪いときはあるし、評価されることを期待しない」
    「群れることや表面的な人間関係を求めない。孤独を恐れない」(孤立は問題ですが、個人である以上皆孤独ですし)
    「たとえ期待はずれと思われていても、法的に会社は簡単に社員を解雇できない」と開き直るようにしまていました。

    私はうつ病は、何かしら今の生き方の無理が原因であると思っています。

    私の場合、他人を気にしすぎて常に困難なハードルを課し、優等生であり続けることを求めて来たことにあると思います。

    でも、本心は自分がそんな人生を求めていなかったのだと思います。
    そんなことを求めなくてもやっていけるし、むしろ求めないほうが、公私共に健康的で質が高いことに最近気づいてきました。

    匿名さんも、何にストレスを感じていて、それを克服することは自分(の人生)にとって本当に大切なことなのかをっ是非考えて頂きたいです。

    せっかく復職して半年勤務されてきたわけですし、仮に再び休職するにしても、それまでの間はこれまでと違った亜プローとを試してみては如何でしょうか?

    失礼を承知でコメントさせて頂きました。
    どうぞご自身をお大事になさってください。

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  3. 森八様

    たぶん森八様の想像通りです。
    凄いですね。

    私は常に数字(成績)が付きまとう仕事をしていますから、数字を意識せざるを得ないのです。

    でも森八様のおっしゃる通り、どこかで気持ちを切り替えないと、病気前と同じことをしていては、また再発して当たり前ですよね・・・・

    諸々の理屈は理解しているつもりなのです。
    あとは自分の気持ち次第だと思います。

    森八様が羨ましいです。
    私、往生際が悪いんですよね。
    まだまだ頑張れるはずだって思っちゃうんですよね。

    乗り越えられるはずだ・・・・とか、まだ身体は持つはずだ、とか・・・。

    ありがとうございます。
    森八様からのメッセージ、とてもとても、心に響きましたよ。

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  4. 匿名様

    何か新しいきっかけが得られるとよいですね。

    私の会社も成果主義・能力主義でドライな会社です。
    以前は恥ずかしながら命をかけて仕事をしている感じでしたが、少なくとも今はそのスタイルは自分には無理だということに気づいています。

    社員は会社のやり方に麻痺して適応しているか、やってられないと思いながらも処世しているかのどちらかだと思います。
    退職するのは今の私にはリスクが大きいので、後者の生き方を選んでします。

    会社ではなく自分を中心にもっとゆるく考えるのが、これまで滅私奉公で完璧主義だった自分にとって丁度良いように思っています。

    ご自身をお大事にしてくださいね。

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  5. 森八様、はじめまして。突然のコメント失礼いたします。
    東京大学大学院臨床心理学コース修士2年の矢野玲奈と申します。
    森八様のブログを閲覧させて頂き、最初にタイトルに強く印象を受け、記事の内容にも共感しながら読ませて頂いております。常識に合わせることと自分の持ち味を磨くこと、今の自分が悩む内容と重ね合わせて、深く心に残ります…。

    私は現在「ブログがメンタルヘルスにどのような影響を及ぼすのか」について研究しており、特にうつ病に罹患されている方がどういう目的でブログを書いているのか知りたいと考えております。
    そこで、誠に勝手ながら、ブログを執筆なさっている森八様にアンケートへのご回答をお願いできればと思っております。
    アンケートは10分程度で終わり、匿名で行われるため個人が特定されることはございません。
    アンケート
    https://qtrial.qualtrics.com/SE/?SID=SV_8eonyLYID4Bm6K9
    もしよろしければ、ご協力下されば大変幸いです。

    なお、ご回答頂いたアンケートの研究結果は本研究終了後(2014年2月)に下記ブログにて掲載させて頂く予定です。
    http://ameblo.jp/yano-reina/

    ご多忙のところ身勝手なお願いで大変恐縮ですが、どうぞよろしくお願い致します。

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