2009年12月31日木曜日

大晦日

2009年も終わりですね。

昨年の大晦日は、年始からの復職を断念して自責の念にかられていたことを思い出します。

あれから一年、まさか一年も休職するとは思ってもいませんでしたが、自分にとっては良い一年だったと思っています。
"自分にとっては"です。
価値観が変わり、随分と心が穏やかに居られます。

長い人生、2009年はきっと良い年だった、そして人生の転換期になった年と振り返ることになるのではないでしょうか。

2010年は復職して、新たな気持ちで一歩を踏み出す事になります。
新しい自分で社会に羽ばたきます。
無理せず、自分を大切にしたいと思います。

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2009年12月15日火曜日

産業医面談

産業医面談に行って参りました。
場所は会社の会議室。約一年ぶりの出社でした。

行くまで(特に会社の最寄り駅から会議室まで)の道のりは緊張しましたが、体調不良を起こすことなく何とか終えることが出来ました。

以下、主なやり取りです。
復職を予定されている方は、参考にしてください。

産業医面談は産業医と私だけの個人面談でした。
他に人事担当者や上司が出席することも想定していましたが、産業医は患者(森八)との間に守秘義務があり、面談での内容は患者の同意なしに(たとえ社長であっても)口外することが出来ないそうです。
したがって、面談は産業医と一対一で行われました。

また、この面談の結果から産業医が「意見書」を作成して会社に提出するが、この内容も患者との合意の上で作成されるとのことでした。

以上の説明を自己紹介の後5分程かけて説明してくれました。
私にとってはこの面談の結果がガラス張りで会社側に報告されることが解り、随分と警戒心が解けてガードを下げて面談することが出来ました。

次に、主治医から提出された「診療情報提供書」の内容確認(復職OK、当面は休日出勤、残業、出張の禁止)の後、いくつか質問を受けました。

産業医:「現在の体調はどうか?」
森八:「9月からリフレックスを服薬し始めてから活動意欲が出てきて、それ以降の体調はとても良い」

産業医:「睡眠と食欲はどうか?」
森八:「一年ほど前は早朝覚醒で苦しんだが、その後は熟睡できているし寝付きも良い。食欲は十分ある」

産業医:「日中の疲れ具合はどうか?」
森八:「以前は人ごみに出ると一時間でも疲れていたが、現在は一日中外出していても(山登りとかで無ければ)翌日疲れが残ることは無い」
産業医:「それは良かったですね。よっぽどその薬がヒットしたのですね」
森八:「薬の効果もあるが、それ以前に受けていたカウンセリングも効果があったと自分では思っています」
産業医:「カウンセリングは高くつきませんでしたか?どこでカウンセリングを受けられたのですか?」
産業医が妙にカウンセリングに興味を示し、「個人的な質問で恐縮ですが。。。」と、カウンセリングの話題が続きました。

産業医:「家族構成、現住所、出身地は?」(これは、面談した全員に聞くことだそうです)

質問は以上でした。

その後、「復職に対しての意見書は問題ないですね。最初に拝見したときからそう感じていたが、これまでの話を聞いて尚そう思いました」という言葉を頂きました。

意見書では、復職につて、可、不可、条件付可 の3種類しかなく、今回は残業禁止等の制限がつくので条件付可となる。
また、これらの条件の期間は一旦2ヶ月間とし、復職後一ヶ月目に産業医と再度面談をしてこの期間の見直しをする。
という説明があり、この内容に同意出来るかの確認を求められました。
私も、この制限は復職早々オーバーペースになることを抑止しやすいので有り難いと回答し同意しました。

その後で、「休職期間が長かったのでご自分で復職支援のような事をしていましたか?」という質問を受けました。
私が回答に窮していると「例えば図書館とか。。。」と言ってくださったので「図書館には行っていました!」と答えました。
復職支援プログラムというものは、どうも私の肌に合わない感じがして受けた事が無かったので「マズイな」と思いましたが、図書館でも良かったようです。
図書館は実は最近は殆ど行っていないのですが、数ヶ月前はほぼ毎日通って自習室で読書や書き物をしていたので、ギリギリクリア?でした。
やっぱり復職支援は復職判定の評価対象になるんですね。それを知っていたら嫌でも受けていたかも知れません。

「言われるままに書く事は出来ないが、その他意見書に記載して欲しいリクエストがあるか?」と聞かれ、「ありません」と回答しました。

その後、他のうつ病復職者に対して作成した意見書を(もちろん個人名は伏せて)見せて下さいました。
産業医曰く、うつ病の場合は殆どこれと同じ内容になると言っていました。
休日出勤、残業、出張の禁止以外に、社内で特別扱いをしない事、締め切りの短い業務などは当面避けるなども記載されるそうです。
ここから、他の会社であったエピソード(守秘義務があるのに意見書以上の内容を人事部長に聞かれて困ったなどなど)を一方的に聞いていました。森八はしきりに相づちを打つことにしました。
ほんと良く喋るお医者さんでした。

最後に、産業医から私に対してお願い事項を2点伝えられました。
・薬を勝手にやめないで欲しい(森八さんの場合はヒットしている様子なので、これは無いと思いますが)
・体調に波があることを承知いておく事(落ち込むかとが有ると思っていた方が対処しやすい)

以上、ちょうど30分間の面談でした。

ほとんど準備無しで望んだのですが、上出来でした。
何よりこの結果がどの様に人事に伝わるのかが明確なので、マイナス思考が働く事も無くスッキリした気分です。
万が一に備えてICレコーダで会話を記録したのですが、その必要も無くて済みそうです。

この結果(意見書)が産業医から人事に報告され、次のステップは人事部長との面談の運びになる様子です。
森八は人事部長(休職中に退職勧奨してきた張本人)が人間的に嫌いなのですが、避けて通る事は出来ないようです。
ブツブツ言われると思いますが、産業医のOKが出た以上、この結果を覆すことはさすがに出来ないでしょう。
おそらく来年早々になると思うのですが、そこは受け流そうと思っています。

とにかく一つの関門を突破出来たし緊張しましたが会社にも行くことが出来ました!
このことは素直に喜びたいと思います。
面談の帰りに(ささやかですが)ファミリーマートで150円のエクレアを買って、自分へのご褒美にしました。

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2009年12月10日木曜日

診療情報提供書

いよいよ来週の火曜日に産業医面談を受けることになりました。

予定されている時間は20分です。意外と短いと思いました。
私の後に別の方が産業医と面談する予定が入っているので、20分を大幅にオーバーすることは無いのでしょう。

面談実施に先立って、産業医から主治医に「診療情報提供書」なるものの作成依頼が行っているそうです。
これは、産業医が主治医に治療の経過や現在の状況、復職に際しての制限事項などの提示を求めるものです。

一番のポイントは復職に際しての制限事項なのですが、先日主治医に診察を受けた際に要望を聞かれました。
私が「気をつけるよう心掛けるが、復職してすぐにオーバーペースにならないよう、残業や休日出勤を控えられるよう配慮して頂けると助かります」というと、「復職直後に残業、休日出勤、出張を控えるのは必須ですよ」と言われました。

私の会社ではリハビリ勤務の制度が無いので、これ以上望むことはありません。
聞くところによると、会社は不景気で人材が余っている状態だそうです。したがって私が復職しても暫くはぷー太郎状態が続くことが予想されます。
復職直後は会社に行くだけでクタクタになるという話を聞いたことがありますので、これで給料が頂けるのなら本当に有りがたいです。

ということで、産業医面談は復職時の条件などを詰めていたら意外と早く終わりそうな気がしてきました。
今となっては動揺もしていませんが、早く終わって欲しいものです。


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2009年12月8日火曜日

同僚と忘年会

昨日はおもいきって会社の忘年会に参加してきました。

わりと大規模な忘年会で十数名の参加でした。
全員が私の休職を知っている訳ではなく
「森八さんは今どんな仕事をしていますか?」と聞かれることもありました。
別に緊張もせず「今お休み中なんです」と答えられました。

以前は”休職中なのに元気そうだ”と思われるのが嫌で、外出は相当な苦痛でしたが
今では全く気になりません。
”元気になってきたから飲み会にも参加している”と開き直っています。

お酒も沢山飲みました。
調子に乗って二次会にも参加してしまいました。

最近の会社の話題にはついて行けませんでしたが、いろんな方と会話することが出来ましたし
コミュニケーションは思っていた以上に行えました。
参加者のほとんどが森八の後輩だったことが良かったのかもしれません。

本日も昨夜の反動は無く、普段どおりに活動できました。

この調子で産業医面談を乗り切り、新年を迎えたいと思います。

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