2009年9月30日水曜日

復職意欲

主治医に「体調は随分良くなってきているけど、復職意欲のほうはどうですか?」と聞かれました。

森八は正直に先日人事から、休職の延長ではなく退職を勧められたことから、復職意欲は出てこないことを伝えました。
主治医も同情してくれている様子でしたが、近日中に人事と第2ラウンドがありそうであることを伝えると、「その結果をもってどうするか決めていきましょう」という話で落ち着きました。

人事との件はどういう結果になるか解りませんが、あまり不安に思うことなく落ち着いて対応したいと思っています。
なんだか体調が回復してきたので、森八がどのくらい成長したか天に試されている感じがしています。

それにしても復職意欲って本当に出て来るものなのでしょうか?
元気なときでも「仕事したい!」なんて思ったことは無かったのに。。。。

主治医からは「回復してくれば出てきますよ」と言われました。
生活していけないから、贅沢したいからという理由で「仕事しなければならない」なら解ります。
また「いつまでも休職していないで早く仕事しなければ」というのも解ります。この気持ちは休職当初は常にあって自分を攻めていました。

「仕事したい?????」。。。。。。。



「やっぱりしたくない」ですね。

薬が減りました

通院してきました。

森八は抗うつ薬を3種類飲んでいますが、このうちルボックスが1錠/日 に減りました。
といっても、2錠から1錠に減らしてみて調子が悪ければ、また戻すというやり方です。

ルボックスは約1年飲んでいますが、まったく効果が感じられず、主治医に訴えても「緊張を和らげる効果があるから」と言われて、なかなか減薬出着ませんでしたが、これもリフレックスのおかげです。

また安定剤も服薬しなくても好調を維持できているので、薬は3種類の抗うつ薬だけになりました。
次回の通院で、抗うつ薬が2種類にへらせるといいな。

2009年9月29日火曜日

みにくいアヒルの子

ブログのタイトルを変えてみました。

「みにくいアヒルの子」はご存知のとおりアンデルセンの童話です。

この話の中で、アヒルの子の中で自分だけ見た目が違う主人公は周りから「みにくいアヒルの子」という呼ばれ方をされ、本人も「自分は変なんだ。劣っているのだ」と苦悩しますね。

これはうつ病で自分を責めている森八自身のように思うのです。

そして、成長すると実は白鳥の子だったとわかる「みにくいアヒルの子」ですが、森八もそうありたい!
周りと感覚が異なったり主流派でなくとも、自分の感性や考えに自信を持って生きよう!
主流派や多数派で無い自分が劣っているとは限らない!

そんな思いからこのタイトルをつけてみました。

2009年9月28日月曜日

「不動心」を読みました

2日続けて読書感想です。

ヤンキースの地区優勝で話題の松井秀喜選手の本です。

ご存知のとおり松井選手は、左手首骨折という選手生命を脅かす大怪我のあと、今シーズンは膝の故障から出場機会に恵まれない状況下で、なかなか思うようなバッティングが出来ませんでしたが、今月は絶好調!今日もチームを地区優勝に導く貴重な一打を放ちました。

この本では、松井選手が苦難や失敗と向き合う「心の構え」について書かれています。

膝を痛めたとき彼はこの怪我と付き合っていく覚悟を決めたそうです。
自分がどこまで現役選手としてやっていけるかは、この持病といかに付き合っていくかにかかっていると悟り、だからこそ体を大切にし、節制し、鍛えて試合に臨んでいるそうです。

スランプのときには、状態が良いからといって結果が出るとは限らないし、逆に悪いからといって打てないとも限らない、たまたまで野球はそういうものだと割り切るそうです。
そんなときでも、打撃に対する自分の根本的な考え方や取り組み方は決して変えないそうです。
結果が出なくても思考やスタンスがブレないように日ごろから自分の根幹の部分を鍛えることが重要だと。。。。


森八は松井選手の体験を、うつ病や自分の仕事に置き換えて考えました。

調子の悪いときは、とかく他人のスタイルや成功に目移りし、そうでない自分を疑ったり責めたりしていました。
うつ病になり易い性格とうまく付き合いながら、ストレスで自分を見失わない「不動心」を身につけたいです。


2009年9月27日日曜日

「辞めるな!キケン!!」を読みました

転職か、それとも今の会社に居座るかと悩み、この本を読みました。

多少オーバーでは?と思える例えもありましたが、1%の勝ち組であり続けるために不毛な出世競争や過労死寸前まで働くより、99%の負け組みでよいから精神的な豊かさを求めた人生にシフトしたほうが良いのでは?というのか著者の提案です。

正社員であればたとえ負け組みであっても正社員で居続けられれば、そのような生活は十分可能だしよほど人間らしいと。。。。


金や出世を目標に仕事をしてきたわけではありませんが、負けず嫌いの森八にそのような傾向はあったと思います。麻痺していたのかも知れません。

転職や独立は夢のある話のように聞こえますが、その道は著者の言うとおり失敗の方が多かったり、精神的な豊かさとは逆行する結果に陥りやすいようにも思います。

いま森八にとってベストな選択は、歯痒くても今の会社に復職し、そこで働き続けるのがどうしても困難な場合に転職かな。。。。。




2009年9月26日土曜日

退職と傷病手当金

休職中でも標準報酬月額の3分の2が支給される傷病手当金の制度は本当に助かります。

これまでボーナスが出ても使い道が無く、そのまま普通預金に蓄積されたままだった森八としては、支給額が3分の2に減ってもそれ程生活スタイルを変えずに生活できました。

この制度は退職してからも継続されるということで安心していましたが、落とし穴がありました。
所得の多い場合は退職後は減額になるのです。

健康保険法第四十七条によると
任意継続被保険者の標準報酬月額は退職時の標準報酬月額とその者が属している保険者の前年の9月30日における全被保険者の標準報酬月額を平均した額を標準報酬月額の基礎となる報酬月額とみなしたときの標準報酬月額のいずれか低い方とする
となっていて、任意継続する健康保険組合の標準報酬月額の平均が本人の退職時の標準報酬月額よりも低い場合、平均の方が標準報酬月額になるようです。

要するに森八の場合、退職すると

  • 健康保険料として2倍払わないといけない(会社負担分が自己負担になるので)
  • 傷病手当金は引き続き支給されるが減額

完治しないまま退職するとこんなデメリットもあるのですね。

2009年9月25日金曜日

薬の効果2

前回の続きです。

リフレックスは今月発売されたばかりの抗うつ薬です。
NaSSA(Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant)という新しいタイプで、これまでのSSRIやSNRIとは違った方式で作用するそうです。


驚いたのですが、リフレックスはプラセボに対して有効性が実証された始めての抗うつ薬なのだそうです。
プラセボ(偽薬)効果とは、有効成分を含まないにもかかわらず「薬を飲んだ」という意識から治療効果が現れることですが、逆に言えば、これまでの抗うつ薬はプラセボに対して優位性を実証できなかったということです。
うつ病は心の病なので心理的影響に強く左右されるのかも知れませんが、抗うつ薬がこれほど曖昧なものとは驚きです。

やや話が脱線しましたが、森八がこの薬を飲み始めてから調子が良いのは、1つ目の理由としてこの薬が自分に合っているのだと思います。

2つ目の理由は推測ですが、この時期だから効果があったのではないかと思うのです。
一日中憂鬱であまり動けなかった頃に服薬しても、これほどの効果は無かったのではないかと思うのです。

ですがリフレックスを服薬し始めて副作用も出ました。
朝眠くて起きられません。これまで倦怠感や憂鬱感で起きられないことに悩まされていましたが、これらが解消された代わりに眠いです。
また、食欲も強くなりました。満腹でも食欲が落ちません。
ですが、この副作用も2週間目には治まってきました。



これまで森八は、うつ病は薬では治せないと思ってきました。
薬は症状を緩和してくれるが、そのような症状にさせる根本原因には無力であると。
なので、自己分析をして内面的な変化に努めてきました。
今でもその考えは変わりませんし、努力は無駄とは少しも思いませんが、リフレックスでこれほど改善されると呆気にとられた感じです。
結局最後は薬に頼ってしまったという少し悔しい気持ちもありますが、良い結果には違いないので、新しい自分で社会復帰を目指します。



2009年9月24日木曜日

薬の効果

うつ病と診断されると普通抗うつ薬が処方されますね。
私の場合、SSRIとSNRIの抗うつ薬をMax量まで処方されましたが、効果を実感することができませんでした。
主治医にそのことを伝えてもなかなか減薬してもらえない状況のまま1年が経過しました。

そんな中、今月の初旬にリフレックスという新しいタイプの抗うつ薬を処方されました。
抗うつ薬を3種類も飲むことにとても戸惑ったのですが、「一週間だけ試してみましょう」という主治医の言葉に従い飲んでみたところ、二日目から明らかに変化が現れました。
朝の憂うつ感が消えて意欲も湧いてきたのです。
これまでは体調を整えるために多少無理しても外出するようにしていたのですが、今は外出したいと自らが思えるようになりました。

うつ病には波があるので、調子の良い時期と悪い時期を繰り返しますが、その良い時期の感覚とも違います。
これまで不安だったことも気にならなくなり、昔のような自信とか余裕とかが戻った感じで、服薬して三日目には”治ったのでは?”と思えるようになりました。

信じられないかも知れませんが、本当の話です。
私は慎重な性格なので最初は偶然と疑ったのですが、5日、10日と経過するにるれ、確信に変わってきました。

続きは明日

2009年9月23日水曜日

夫婦喧嘩

会社もそうですが家内とも交戦中になってしまいました。
こちらは現在冷戦状態?です。

昨日投稿した件で家内から「会社なんてそんなもんよ」と言われたことが原因です。

会社からひどい仕打ちを受けたのにその行為を正当化(常識化)するかのような言い方をされて怒りが込み上げました。
その場は「腹が立つからこの話は止める」と言い、タバコを吸いにベランダへ。
暫くして家内が来て「さっきの話、何か怒ってるの?」と言われて仕方なく戦闘再開。

家内は「そんなものよと冷静に受け止めて図々しく対応してほしい」と言う意味で発言したのだと言うが、森八には後付けの理由にしか感じられない。
また「休職していても多少の経費が掛かるのだから退職を求める行為は不思議ではない」「そんな理想的な会社だと思っていたのならおめでたい」的な発言には人事面談以上に腹が立ったが、同時に戦闘意欲が失せた。
「あなたはよく人の発言を勘違いして理解する。本当にそういう話だったのか?」とも言われた。

これ以上話をしたくないと思い、結局怒ったのは森八のコミュニケーション能力が足りないからだという結論にしてしまった。一刻も早くこの場を終わりにしたかったからだ。

でも家内は「こういう話し合いはとっても大切だと思うの。さっきの様にいつもあなたは腹を立てたままにしてしまうの?」だって!

四面楚歌、孤立無援かな......

2009年9月22日火曜日

不当解雇?

休職を延長する旨の申請を診断書を添えて会社にしたところ、面談を求められました。

先日その面談をしたのですが、会社からの要望は退職でした。

「このままズルズルと休職を延長するよりも、退職した方が森八さんにとって良いのでは?」という、柔らかい物言いでした。会社のことが重圧になり回復を遅らせているのなら心機一転したほうが良いのでは?という理由だそうです。

ですが森八は復職を希望しているのです。何度も「転職して新しい職場でその環境に慣れるよりも、長年在籍してカルチャーを理解し仕事も慣れて人脈のある今の会社に戻るほうが本人としては受け入れやすい」と説明しても引き下がりませんでした。
休職延長も認められるかどうか解らないそうです。


結局その面談は平行線のままで会社側の持ち帰りになりました。


その場は冷静に対応したつもりですが、内心は怒りと落胆です。
規定では森八の傷病での休職可能期間は十分残っているのに休職延長が認められないのはどういうことなのか?
おそらく人事は森八に復職して欲しくないのでしょうね。

正当な権利を主張すれば休職延長は認められ、休職可能期間内に回復すれば復職できると思うのですが、こういう言い方をされると復職への意欲が無くなってきました。
人事の思う壺になりそうでしゃくですが、正直そんな気持ちです。

そんな会社でも我慢して復職するか、会社を辞めて転職するか....
迷っています。

通常なら不当解雇になると思うので、もし会社を辞める場合は、しっかりと好条件を提示してもらわないと割に合いませんね。

2009年9月21日月曜日

はじめに

うつ病で休職してはや1年。
もしかするとベテランの部類に入るのかもしれません。


うつ病患者の多分に漏れず、わたしこと森八は神経質で完璧主義、責任感も人一倍強い一方で他人との衝突を恐れるという性格で、上司から見れば模範社員でもうつに陥りやすい細くて敏感な人間です。


そんな森八でも、ようやくうつ病の出口が見えてきました。
日記だけでは無く、これまで苦しい闘病生活のトピックや、完治(あえて寛解でなく)に向けて有効だった取り組み、そして社会復帰までの道のりを綴っていきたいとおもいます。


今まさに格闘しているのは復職に向けての活動で、苦難の道のりを歩んでいます。


うつ病で苦しんでいる方に少しでも参考になれば嬉しい限りです。