2009年9月25日金曜日

薬の効果2

前回の続きです。

リフレックスは今月発売されたばかりの抗うつ薬です。
NaSSA(Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant)という新しいタイプで、これまでのSSRIやSNRIとは違った方式で作用するそうです。


驚いたのですが、リフレックスはプラセボに対して有効性が実証された始めての抗うつ薬なのだそうです。
プラセボ(偽薬)効果とは、有効成分を含まないにもかかわらず「薬を飲んだ」という意識から治療効果が現れることですが、逆に言えば、これまでの抗うつ薬はプラセボに対して優位性を実証できなかったということです。
うつ病は心の病なので心理的影響に強く左右されるのかも知れませんが、抗うつ薬がこれほど曖昧なものとは驚きです。

やや話が脱線しましたが、森八がこの薬を飲み始めてから調子が良いのは、1つ目の理由としてこの薬が自分に合っているのだと思います。

2つ目の理由は推測ですが、この時期だから効果があったのではないかと思うのです。
一日中憂鬱であまり動けなかった頃に服薬しても、これほどの効果は無かったのではないかと思うのです。

ですがリフレックスを服薬し始めて副作用も出ました。
朝眠くて起きられません。これまで倦怠感や憂鬱感で起きられないことに悩まされていましたが、これらが解消された代わりに眠いです。
また、食欲も強くなりました。満腹でも食欲が落ちません。
ですが、この副作用も2週間目には治まってきました。



これまで森八は、うつ病は薬では治せないと思ってきました。
薬は症状を緩和してくれるが、そのような症状にさせる根本原因には無力であると。
なので、自己分析をして内面的な変化に努めてきました。
今でもその考えは変わりませんし、努力は無駄とは少しも思いませんが、リフレックスでこれほど改善されると呆気にとられた感じです。
結局最後は薬に頼ってしまったという少し悔しい気持ちもありますが、良い結果には違いないので、新しい自分で社会復帰を目指します。



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