2009年10月12日月曜日

「職場のうつ新版」を読みました

「職場のうつ新版」を本屋で見つけたので立ち読みしました。

実はこの本の初版を購入して読んでいます。
初版と比較すると、新型のうつ病や最新の治療法についてアップデートされているだけで目新しさはありませんでした。

初版を読んだときは約一年前です。
そのころは、うつ病から社会復帰できた方の成功事例や会社側の対応、自立支援などの公的制度など、これまで読んだうつ病の本には無い内容が盛りだくさんで、何度も読み返したのを覚えています。


しかし、かなり回復してきたいま、この本を評価すると「それほどでも無かった」という印象です。
うつ病について知識のほとんど無い方が、幅広い知識を手っ取り早く得るには良い本だと思うのですが、本人が一番知りたいのは”どうすれば早く治るか”ということだとすると、この本は誤解を招くような気がします。

特に復職支援プログラムの成功事例に多くのページを割いている点は、あたかも(職業訓練まがいの?)復職支援プログラムを受けないと社会復帰できないかのような誤解を与えかねず、事実うちの家内も復職支援カブレになり何度も口論になりました。

復職支援プログラムを受けるメリットは十分あると思いますが、うつ病になると以前のように活動できなくなりますが、回復してくれば、以前と同様に活動できると思うのです。自信も自然と戻ってくると思うのです。
事実、森八はそれを日々感じています。

少し体調が回復してきたら、しんどくても復職支援に通い始める。
なんとか無遅刻無欠席でプログラムを終えた実績を自信に復職するというのは、折角の休職期間を無駄にしているように思えてなりません。
どうせなら、自分が楽しいと思える講座(料理教室とか陶芸教室なんか)に行った方がよっぽど回復の糧になるように思います。

というわけで、初版は購入したのですが、今回の新版は立ち読みで済ませてしまいました。


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